株式会社山忠は、人々の「よりおいしく より安全で より健康的」な食生活に貢献するとともに日本独自の海藻食文化の可能性追求とその未来を創造します。

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人々の「よりおいしくより安全でより健康的」な食生活に貢献するとともに、日本独自の海藻食文化の可能性追求とその未来を創造します。

世界の海には、約20,000種※の海藻があるといわれています。
そのうち食用にされるのは、全部で約50種※程度です。
古代の遺跡から発見されたり、「古事記」や「万葉集」など、数々の歴史書や歌集にもたびたび登場する海藻は、日本人にとって欠かせない食品の一つと言えるでしょう。
海藻はまさに海の栄養、海の野菜であり、きれいな海の豊かさそのものです。
私たちは、海藻の可能性と、豊かな自然の恵みをそのままに、安心・安全な商品を手軽においしく食卓にお届けしたいと考えます。
おいしい海藻を通して“SEAGANIC(シーガニック)をみなさまへ…それが山忠の願いです。

※水産庁ホームページ「藻場の働きと現状」より

「九州・大分・佐伯」の地は、太平洋の上げ潮と瀬戸内海の下げ潮が複雑に交叉する豊後水道に面し、昔から「佐伯の殿様浦で持つ」と謳われたほど、海藻を始めとした魚介類の宝庫と言われてまいりました。それを裏づけるように、佐伯藩主より漁民たちへの「海藻採取の奨励文」や「ひじきを御歳暮に使うので至急持参するようにとの要請文」が記載された古文書※が現存されております。

 そのように、古くからひじきをはじめ海藻食文化が定着していた佐伯の地に、戦後間もない昭和22年7月に創業者であります初代社長 山城 忠が、海産物販売の事業を起こして以来、常に海藻にこだわり、海藻とともに歩んでまいりました。

 時代とともに日本の食文化が大きく変貌を遂げ、伝統食品でありながら、健康的で、さまざまな機能性と無限の可能性を合わせ持った、「海の有機水産物」とも言える海藻は、古くて新しい食品としての地位を確立し、日本はもとより世界にも広まっております。
 山忠は、そのように国際性豊かで、栄養学的にも有用なひじき等海藻類の安定供給を目指します。
 また、今後ますます深刻になるであろう環境汚染問題や世界的な食糧不足や円安、為替変動による農水産物の買い負けによる国内の食料供給不足が想定される中、1998年から弊社が提唱、推進してまいりました日本国内でのひじき人工栽培事業「ひじき畑構想」も2014年6月には、九州、四国、山口県にて、約350トン(生重量)の安定生産を行えるまでなりました。国内各地の生産者も新規事業として、ひじき栽培に積極的に取り組む姿勢を見せており、数年後には、生産量約4000トン(生重量)規模にまで達すると見込んでおります。
 これからも山忠は、「海藻業界のパイオニア」、「ひじきのリーディング・カンパニー」、さらには、日本の食料自給率向上に少しでも貢献できるよう「ひじき等の海藻栽培を始めとした国内産食材の安定生産企業」として進化し、「SEAGANIC(シーガニック)ブランド」確立と日本が世界に誇る海藻食文化発展のため、皆様の健康で豊かな食生活に貢献できるよう、従業員一同努力していくとともに、世界に向けて情報を発信し続けていきたいと考えております。

※米水津浦組竹野浦御手洗庄屋村の古文書其の五(米水津村教育委員会発行)

ひじき(学名:Sargassum Fusiforme)
褐藻類ホンダワラ科ホンダワラ属の海藻の1種である。
国内では、北海道から、本州、四国、九州、南西諸島(奄美大島、沖縄)、海外では韓国及び中国中南部に分布する。
外洋または、潮通しの良い内湾の岩場の潮間帯下部付近に繁茂し、初夏に胞子嚢を付けて成熟する。
長さは100㎝から200㎝、長いものは300㎝以上にも成長するものもある。
鹿の尻尾に似ているので「鹿尾菜(ひじき)」や、中国では「羊栖菜(ひじき:ヤンシーサイ))と云う漢字も使われる。
昔から飢饉の時に飢えを凌ぐために食べる「非常食」であるので、「非喰(ひじき)」と言われていたとい云う文献もある。
陽当たりがよく、夕日の美しい景勝地、愛媛県伊予市双海町には、太陽に因んだ地名の「日喰(ひじき)」と云う地区もある。

昆布、わかめなど多くの海藻類が海中のみで生育し、一生を終えるものであるが、ひじきは、それら多くの海藻類と違い、海面の干潮線と満潮線の間の潮間帯という波浪激しい岩場上の厳しい自然条件の中で生育し、大潮の干潮時には、海中から干出し「太陽の恵み(エネルギー)」を十分吸収、満潮になると海中深く没し「海のミネラル(栄養分)」を十分蓄養する「ものすごい活力と生命力のある大型海藻」と言える。
自然界の「海のミネラルと太陽のエネルギー」を藻体いっぱい蓄養する滋養豊富な「日を喰う海藻」すなわち、「日喰(ひじき)」。
豊後水道沿岸で語り継がれる「日喰(ひじき)」伝説の謂れである。